2012年7月11日水曜日

避難のSOSと保養支援

手をつなぐ3.11信州では、なかなか避難できない、でも健康被害が心配という
方々に保養を進めています。
県内の支援者たちにお願いして、いろいろなタイプの保養プログラムを
作ってもらいました。

安曇野地球宿の増田望三郎さんは、311以後ご自分の宿を割安で提供し
母子避難を支えてきました。
今回は、安曇野ひかりプロジェクトの仲間たちと8月17日~21日まで4泊5日の
保養キャンプを考えてくれました。

大町では2つの保養キャンプが進められています。
山の子キャンプは、山の小村を使って大町の教育委員会も協力して
自然の中で生活できます。8月1日~7日でカヌーやトレッキングなど普段できない体験が
楽しめます。
もうひとつは、千年の森自然学校を使ってのキャンプ、薪運びから火おこし、
自分たちの力でいろいろなことをやってみる、そんな力を引き出してくれるキャンプです。
8月2日~6日で、アースディおおまち主催です。

私たちもオリジナルのプログラムを計画していました。募集も始めていましたが、
その間に関東圏からの避難支援のSOSがつぎつぎ入ってきていました。
スタッフ間で協議した結果、私たちの役割として避難をしたいという家族をそのままにして
スタッフが少ない中で保養キャンプに時間を割くのは違うのではないかと思い、
保養キャンプを中止し、避難者の支援体制を強化することにしました。
応募いただいた方には事情を説明したところ、やはり避難移住の支援を
求められていたので、むしろこちらで避難緊急受入れとして対応することになりました。

たくさんの方にキャンプの協力要請をしていてご迷惑をかけました。
ですが、これが今の現実だということを知っていただきたく思います。
関東圏では福島と変わらない汚染地がたくさん見つかっており、子供の体調不良が
起きています。お母さんたちがもう無理だと判断し、避難を考えても
福島以外は受け付けないというところばかり、長野県には菅谷市長がいる、
県知事は理解がある、支援のネットワークがあるときいてSOSを出してこられます。

はやくシェルターを作らねばと焦っています。

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