2013年3月18日月曜日

総会の御案内

手をつなぐ3.11信州 事務局です。

年度末になりますので、総会を開催いたします。
御意見、御提案などいただける方はぜひお越しください。

日時:3月28日(木) 10:00~12:00
場所:市民活動サポートセンター 会議室
   (松本市大手松本市大手3-8-13  松本市役所大手事務所2F)
次第: 代表挨拶(森永 敦子)
    監査挨拶(日本チェルノブイリ連帯基金事務局長 神谷 さだ子)
    2012年度決算報告
    2012年度事業報告
    2013年度予算案報告
    2013年度事業計画書報告
    今後の運営方法について

今回の総会は、一年間の活動報告と収支の報告、
現在申請中の助成金とその事業目的・内容などについて報告いたします。
発足から一年余り、手探りで動いてきた一年です。
多くの支援者に助けられた一年でした。
通常のボランティア活動と違って、予算があって活動するのでなく
ニーズがあれば、どうやったら支援できるかを考えながらの活動でした。
日常が非常時、今もそれは変わりません。
今から避難しようとする家族もたくさんいます。
初心は忘れず、学んだことを生かしていけるような活動でありたいです。

急な連絡で、託児もなく平日での総会です。
無理のない範囲でお越しください。

参加はできないけれど、伝えたいことなどがある方はメールなどで事務局にご連絡ください。

もっとあったかくなって、春の受け入れが一段落したころに
よき交流会などを考えたいと思います。
そのときはまた、いろんな思いをシェアし合いましょう。
よろしくお願いします。

春期保養受入始まっています

手をつなぐ3.11信州 事務局です。

ここ松本市では卒業式や卒園式などが少しずつ終わりつつあり、春休みが始まっています。

小赤の家・浅間の家には保養や避難準備のための家族が少しずつ来所されています。

先日の日曜日には、事務所スタッフの子どもととても仲良くなったお子さんのご家族とが一緒に、
「アルプス公園」に遊びに行きました。



 

まだ少し雪の残る場所もありましたが、日中は暖かく過ごせています。
ただ、夜はまだまだ寒いので、パジャマは暖かいものを御準備ください。

2013年3月10日日曜日

子ども信州ネット発足イベント無事終了しました

手をつなぐ3.11信州 事務局です。

沢山の方々のご来場ありがとうございました。
当日お越しになれなかった方のために、IWJ長野さんが、インターネット動画配信をまとめてくださっています。
完成しましたら、また、ご紹介いたします。

私たち「手をつなぐ3.11信州」を含む13団体が発起団体となりましたが、今後更にネットワークを拡充したくさんの方々と手をつないでゆきたいと考えております。
当会代表 森永敦子が 子ども信州ネット代表も兼務いたしますので、私たちも含めてより一層のみなさまのご協力とご支援をお願いいたします。

また、それに伴い、年度末の総会に向けましてただいま準備をしております。
いましばらくお待ちください。

*開場前に子ども信州ネットの総会が開かれ、代表が森永敦子に決定しました。


*手をつなぐ3.11信州のブースも出展しました。
 
 
*子ども信州ネット 発足宣言
 
 
*15時からのパネルディスカッションのパネラーとして登壇
 



*最後になりましたが、ボランティアさん含めスタッフ総勢です。
 このあと、午後からのボランティア参加の方もどんどんいらっしゃって、たくさんの方々に参加いただきました。



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森永です

キックオフイベント、本当にいいイベントでした。
みなさんのおかげです。
代表として、被災者として、心から感謝します。
阿部知事、菅谷市長、鎌田先生、田中優さんのメッセージも
ほんとうにありがとうございました。


不思議なことに、ステージ上から近視の私が遠くにいる顔見知りを
たくさん見つけることができました。


原発の問題に関して同じ思いを持つ別の政党の方々も
あちこちにいらっしゃいました。
多くの市民団体の方も来てくださっていました。
手伝ってくれた学生たちがどんなふうに感じたか

また聞いてみたなと思いました。


終了後にたくさんの方から声をかけていただきました。
自分たちも何かやろうと考えていたので・・・と。
声を上げていくこと、目に見えるようにすることは
こんな風に多数の少数派をつないでいくのだと
改めて感じました。
多数の少数派をつなげば、決して少数派ではなくなります。

県の共催でこんなふうにつながることができましたので、
これからはどんどん「子ども信州ネット」の名も活用してください。
何か企画があるときは、ぜひお知らせください。
協力し合いましょう。


久しぶりに佐藤さんと話ができたのもうれしかったです。
不安でいっぱいだった4月に、彼女は先陣を切って文科省に乗り込んで行きました。

その勇気に励まされて、親たちが集まりました。
インターネットの動画の中にいる彼女の激しさとは全く違う
慈愛に満ちた佐藤さんとともにいることは
とても心強かった。
彼女の行動力や責任感は、「なんとしても子どもを守る」という
想いから来るものです。
今彼女は、診療所のことで大変な状況にいます、
 そこにかかわる団体の過去の対立が、
彼女の純粋な行動に対して水を差すことになってしまっていることを
残念に思います。
私たちは、もうそのような対立を超えられると信じています。
これからもずっとつながっていきましょう。


鎌仲さんの映画を初めて見たのは
2011年、避難してきてすぐのころ、大町で八木さんたちが行った「ヒバクシャ」の試写会でした。

ものすごくショックでした。
未来の福島を予感させるものでした。
翌年に彼女とやはり大町で出会うことができました。
イベントの話をしたら、すぐOKをもらいました。
単なる記録者としてでなく、彼女の中にある問題意識の高さが
あふれ出るトークだと思いました。


おしどり、マコ・ケンさんのユーモアを交えたトーク

会場を笑わせながら、でもものすごい深い内容でした。
マコさんの知識はその辺の専門家をはるかにしのぐほどのものです。
幅広く情報を集め、しかも被災者にもよりそってくれています。
あって一番、「あっちゃん、ほんとうにイベントできちゃいましたね」と
いってくれました。
昨年秋に菅谷市長に会いに来た彼女を
神津さんが小赤の家まで連れて来てくれ、

こんなことやりたいんだけどと話をしたことで実現しました。
こんかいのことで、たくさんの人が彼女たちの存在を知ってくれました。
またぜひお呼びしたいと思います。


前日にこどもがインフルエンザということで
皆さんに心配をおかけしてすみませんでした。
当日皆さんに気を使っていただき、
無事乗り越えられたことを感謝します。


これからもよろしくお願いします。

2013年3月5日火曜日

セバスチャン博士来訪

手をつなぐ3.11事務局です。

3/4の夕食に、ドイツ放射線防護協会会長のセバスチアン・プフルークバイル博士(Dr. Sebastian Pflugbeil)が来所されました。

同行に、日独平和フォーラム会長のオイゲン・アイヒホルン教授(Prof. Eugen Eichhorn)と常総生協の理事の方々がいらっしゃいました。

通訳は、福島から松本市に避難移住されてきた橋本雅子さんです。

実はこの日は朝から、かねてから、地元松本・塩尻の材料を使用した、
「地産地消味噌づくりワークショップ」の実施日でした。
 ※お塩だけは、オーストラリアや沖縄・関西などいろいろでした。

また、当会代表森永敦子の誕生日でもあり、ささやかながら、事務局スタッフでお昼に一品持ちよりプチパーティを開こうかと企画をしておりました。

そして、夜に、大人総勢12名、子ども総勢10名が小赤の家に集い、夕食会となりました。
お米を一升炊いておにぎりを作り、28cmのお鍋にスープをたっぷり、サラダや揚げ物など、子どもたちのお腹を満たすのにいっぱいいっぱいのスタッフでした。



食事会の後は、セバスチアン博士とお母さん達の一問一答の時間を取っていただきました。
それぞれ福島原発から、90km・160km・180km・200km・250kmの距離から母子疎開・移住してきたお母さん達が子どもの健康や現在の状況、心配なことなどひざを突き合わせてお話をしました。



外国の方は、基本、椅子の生活なので畳に座る(正座や胡坐など)ことは難しいと伺っていたのですが、食後、セバスチアン博士は、畳の上に座り込んでじっくりと一人一人の話を聞いてアドバイスをしてくださいました。

合間に待ちきれない子どもたちに、森永さんのお誕生日祝いのケーキを披露。

プレートには、愛称の「あっちゃん」と。
かわいらしいくまさんのケーキと3本のろうそくに・・・。



「プレートにはなんて書いてあるのですか?」
セバスチアン博士が問いかけます。
通訳の橋本さんが「『あっちゃん』です。森永敦子さんの愛称ですよ」と答えます。

森永さん、何を思ったか突然、セバスチアン博士に話しかけます。

「my name is Atsuko ・・・あっちゃん、you ・・・セバスチャン」
「あっちゃん、セバスチャン」

「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」


はい。いくらセバスチアン博士が熟年男性でも、そういうギャグは通じませんでした。
和やかで楽しい一時はそんな風に過ぎてゆきました。